ワールド×セーレン 自社開発と製造力に強みを持つ繊維会社を比較
肌寒さを通り越し、なんだか寒い……。季節は移っているようです。そろそろ衣替えをしないと着る服がなくなってしまうという人も多いかもしれません。
ついこの間まで「いつまで猛暑日が続くんだ」と文句を言っていたのに、ジャケットがないと外も歩けないと嘆く。随分と勝手な言いぐさですが、寒いものは寒いのだから仕方ありません。
今回は、そんなワガママに振り回されそうな繊維製品を扱う会社の社員待遇を比較してみます。「ワールド」と「セーレン」です。両社とも、自社開発と製造力に強みを持っています。
ワールドは1959年に神戸市で設立されました。多岐にわたるブランドを展開する総合アパレルとして知られます。婦人、紳士、子供服を主軸に、M&A事業も手掛けます。「アンタイトル」「インディヴィ」などのブランドを展開中です。
セーレンは1889年創業の総合繊維メーカー。絹の精練に始まり、現在は「ビスコテックス」に代表される高度な繊維加工技術に定評があります。車両資材のカーシート表皮材は世界トップシェア。エレクトロニクス、環境・生活資材、メディカルなども手掛けています。