田久保市長はそれでも“出直し選挙”に出るのか? 伊東市議選は事実上の敗退、もはや八方塞がり
こんな負けっぷりでも、まだ市長の座にこだわるつもりなのか。
田久保真紀市長の学歴詐称疑惑に揺れる静岡県伊東市。19日に市議選(定数20)が投開票され、市長の不信任決議案に賛成の意向を示す“反田久保派”19人が当選した。事実上、田久保市政に「NO」が突き付けられたのだ。
今回の市議選は、田久保市長が不信任決議を受け、議会解散に踏み切ったことに伴い行われた。市長が再度の不信任案を回避するためには、反対にまわる市議が7人必要だった。
市議選には少なくとも、4人の田久保派が出馬していた。しかし、その中で当選したのは唯一、不信任案に反対の意向を明確にしていた身内候補1人だけで、側近議員を増やすことはできなかった。今後は、31日招集の臨時議会で不信任案が再提出される見通しで、市長の失職は避けられそうにない。
■戦略ナシのヤケクソ解散
「市議選では、田久保市長の無策が目立ちました。告示前は、ネット上でメガソーラーなどの発信を増やし、情報戦を展開するのではないかといわれていた。しかし、最後まで目立った動きはなく、身内の候補1人を通すので精いっぱい。勝算も戦略も何もない、延命を図るだけのヤケクソ解散だったということでしょう」(伊東市政を取材する地元記者)