巨人&阪神はドラフト「外れ1位候補」までモロ被り…“西の157キロ右腕”が評価急上昇中
大穴から「西の目玉」に急浮上した。
23日のドラフト会議で上位候補に挙がっている花園大の最速157キロ右腕・藤原聡大(4年=滋賀・水口)。京滋大学リーグ最終登板となった14日の仏教大戦のバックネット裏には、11球団32人のNPBスカウトが集結した。先発で3回を1安打3奪三振、無失点に封じた投球を、巨人は榑松スカウトディレクター他5人態勢で見守った。
さる球界関係者が「50メートル6秒1、遠投115メートルの鉄砲肩。滋賀の県立校出身で3年春にショートから投手に転向した変わり種で、とにかくポテンシャルが高い。当初は地元の阪神が熱心で『虎の恋人』と一部スポーツ紙に報じられたけど、秋のリーグ戦になって攻勢をかけてきたのが巨人です」とこう続ける。
「4年春から秋に急上昇した投手ですが、9球団のスカウトが集まった9月の試合で、巨人は水野編成本部長代理ら4人態勢で視察。『上位候補でしょう』と言及した。今秋、巨人は幹部が見にくるようになった。阪神とともに創価大の立石が1位の有力候補だが、『外れ1位』で藤原を狙っているようで、こっちもモロかぶり。現場では火花が散っています」