(2)高血圧を改善…2大注目食品は「スイカ」と「ナス」

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「ミスター血圧」とも呼ばれる高血圧専門医の渡辺尚彦医師(日本歯科大学客員教授)は、最近、大注目している食品が2つあるという。

 渡辺医師は38年間、入浴時以外は常に血圧計を装着し、自動で血圧を測定し続けている。それによってわかるのが「何をすれば血圧が下がりやすくなるのか」。身をもって得た「薬以外の血圧降下法」を患者に提案している。

 食品でいえば、たとえば昨日の本欄(10月21日付号)で紹介した酢、レモン果汁、100%のブドウジュース、薄皮付きピーナツがそうだ。「最も血圧が下がりやすい摂取時間」は患者ごとに違うため、摂取時間を変えて血圧をチェックし、自分に最適の摂取時間を見つけ出すことも提案している。

■高知県産の冬春ナスに機能性表示が認可

 今、渡辺医師が大注目している食品の1つ目が、ナスだ。

「信州大学農学部の中村浩蔵准教授が血圧を下げる効果があるコリンエステルを発見し、さらに、コリンエステルはナスに多く、日本中のナスの中で高知県産の冬春ナスに最も多く含まれていることを突き止めたのです」(渡辺医師=以下同)

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