栗原心平さん(1)僕のプレーを見た銀行のお偉いさんに笑われ、「こんちくしょう」と悔しくて
栗原心平さん(料理家)
ゴルフを始めたのは28歳くらいの頃です。会社(㈱ゆとりの空間:母で料理家のはるみさん、父で元キャスターの玲児さんが立ち上げ、現在は心平さんが代表取締役)の仕事として、でした。
父はゴルフも接待も大嫌い。会社には、銀行の接待などを担当している人がいたのですが、1人では大変ということで、僕が「ゴルフをやれ」って言われて……。朝は早いし、遠くまで行かなくちゃいけないし、実はそれまでゴルフは大嫌いだったんです。
最初は近くの「目黒ゴルフ練習場」に行って、プロにクラブの握り方から習いました。ソフトボールをやってたのでクラブは振れるけど、変な感じでしたね。(構えが)なんでまっすぐじゃないんだろう? なんで止まっているボールに当たらないんだろう? って。
接待ゴルフの前に1度、コースには出ました。現在、メンバーになっている東京五日市CC。スコアは……140後半だったんじゃないかな。走り回って大変でした。
その次はもう接待ゴルフです。銀行のお偉いさんたちが、僕のプレーを見て笑うんですよ。それが悔しくて。「こんちくしょう」と思ったのを覚えています(苦笑)。