富士大・角田楓斗は「投げる」のではなく「投げ込める」…栗林良吏を思わせる“ミスター・コンスタント”
「150キロを160キロにしたいとかは、そんなに思いません。投手はチームに勝ちをもたらすのが仕事ですから、勝つためには……から逆算して、投げるボールはこう、態度はこう、優先順位はこう……と考えながらプランを立てて……」
ぼくとつと言葉を選びながら話す角田投手は、津軽の地で生まれ、18歳まで育った。
全国有数の豪雪の地……時として、校舎から室内練習場へ行けないほどの雪に、3カ月も降りこまれながら、スポーツに打ち込んできた青年が弱いわけがない。
「やっぱり、コツコツ、コツコツ、地道に努力を重ねた者が勝つと思ってますので、反復を繰り返して技術を身に付けるのは、全く苦になりません」
地に足の着いた意識が、実戦のマウンドでの、地に足の着いたピッチングにつながるのか。
熱戦のマウンドで投げている時も、こうして問いに答えている時も、決して我を忘れず、燃え過ぎず、表情も変わらず、実にフラット。それでいて、その内面では熱いマグマを程よくたぎらせながら、真っ向勝負で相手と向き合う。


















