「人に強くなる極意」佐藤優著

公開日: 更新日:

<変化の時代に対峙できる人間力の磨き方>

 世界ではヒト・モノ・カネが国境を越えて行き来し、国内では国家機能の強化を図ろうとする動きが露骨に見られる今、日本に住む私たちは今までに経験したことのないような大きな変化の時代を生きている。本書は、そんな時代にサバイバルできる人間力とは何かを具体的に考察したもの。
「怒らない」「びびらない」「飾らない」「侮らない」「断らない」「お金に振り回されない」「あきらめない」「先送りしない」の8つの章を掲げ、どんな状況にも対峙できるずぶとい人間になるための極意を伝授している。

 たとえば「侮らない」の章では、陸山会事件で捜査報告書の虚偽記載が問題になった件を取り上げ、大きな組織に対する個人の身の処し方を解説。いざ事が起きれば組織は自己保身のために一番末端の人間から切っていくことを自覚した上で、領収書の取り扱いや経理・庶務・人事面での社内の変化の潮目に気を配ること、メール確認など細かな仕事のメンテナンスをおろそかにしないことなど具体的な提案をしている。

 各章最後には、章のテーマを深めるための参考図書の紹介コラムも付いている。
(青春出版社 838円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「丸亀製麺」のトリドールが過去最高益から一転、減益に見舞われた背景

  2. 2

    「24時間テレビ」出演者ギャラ、視聴率目当ての偽善、CM荒稼ぎ…毎年非難ゴウゴウの“内実”に迫る

  3. 3

    「24時間マラソン」満身創痍の星野真里が完走も…募金額46%減&ゴール直前の乱入騒動に非難の嵐

  4. 4

    24時間マラソン完走後にSNSで“陰謀論”が拡散 星野真里に上がった「車移動説」のお粗末

  5. 5

    福井県に「大雨特別警報」が出る中での24時間テレビに意義はあったか? 識者は「災害時には災害情報を」と指摘

  1. 6

    巨人・阿部前監督「9月復帰」情報の真偽…読売グループ内には同情論も、懸案は…?

  2. 7

    サンドウィッチマン伊達で“黄色信号”再点灯…芸能界から「ぽっちゃりキャラ」が消える日

  3. 8

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 9

    北島三郎(4)「毎日が目標です。後ろへは戻れない」 地元・八王子のイベントで生涯現役宣言

  5. 10

    つんく♂の妻を演じる北川景子は寄付金着服問題がくすぶる「24時間テレビ」を救えるか?