「もの忘れは治る!」奥村歩著

公開日: 更新日:

 若年性認知症を題材としたテレビや書籍を見ると、もの忘れが始まる中高年は“自分ももしや……”と恐ろしくなってしまう。しかし、もの忘れ外来を開設する著者は、40~60代の働き盛りのもの忘れの多くは認知症とは無関係であり、ちょっとした工夫で治すことができるとしている。

 この世代のもの忘れの原因のひとつに、インターネットによる情報過多があるという。例えば、本を3時間読み続けるのは難しいが、ネットを見ていると3時間などあっという間だ。すると、予期せぬ膨大な量の情報を詰め込まれた脳は、疲弊して記憶の出し入れを放棄してしまうのだという。

 本当に必要な情報は何かを吟味し、だらだらとネットを見るのをやめる。もの忘れ解消の第一歩だ。
(さくら舎 1400円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 2

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  3. 3

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  4. 4

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  5. 5

    “過労”のドジャース大谷翔平 ロバーツ監督に求められるのは「放任」ではなく「制止」

  1. 6

    酒豪は危険…遠野なぎこが医学教授に指摘された意外な病名

  2. 7

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  5. 10

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去