「旭川・大雪 白い殺人者」梓林太郎著

公開日: 更新日:

■冬の北海道で殺人事

 私立探偵の小仏は、警視庁捜査1課時代の元同僚・安間から、宇堂という男の調査を頼まれる。自宅に「予修寮」の看板を掲げ、5人の少年少女と共に暮らす宇堂は、出身地も職業も不詳だという。小仏は、調査員の下地を行き倒れに仕立て宇堂の家に潜り込ませる。下地の報告から寮に女の家庭教師が出入りしていることが分かる。女の身元を調べていた小仏に安間から北海道の層雲峡で起きた殺人事件の知らせが入る。被害者が7カ月前まで予修寮に勤務していた京子と判明したらしい。小仏は京子の身辺を調べるために旭川に飛ぶ。

 人気旅情サスペンスシリーズ最新刊。
(実業之日本社 857円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」