「最高の彼、最後の恋」キャスリーン・マクマホン著、古賀祥子訳
■ダブリンが舞台の大人のラブストーリー
リーマン・ブラザーズに勤務していた49歳のブルーノは、会社の破綻で失業。3週間後、亡父との約束を思い出し、一族のルーツであるアイルランドのダブリンに飛ぶ。お目当てのマーフィー家はすぐに見つかるが留守番電話にメッセージを残しても反応がない。愛犬の散歩に出かけた38歳のアディは、海岸のベンチに座る男が家の周囲をうかがうアメリカ人だと気づく。何とか接触を避けようとするアディだが、愛犬のせいで彼に話しかけるきっかけを与えてしまう。しかし、言葉を交わしたアディは、彼が運命の人だと直感する。
ダブリンを舞台にした大人のラブストーリー。(小学館 838円)