「ビブリア古書堂の事件手帖5」三上延著

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■売ってすぐ買い戻しに来る不思議な客

 北鎌倉のビブリア古書堂でアルバイトする大輔は、同業者の滝野から古書をテーマにした雑誌「彷書月刊」を売りに来る不思議な客の噂を耳にする。その客は、なぜか後日、手放すのをやめたと店で売られている値段で買い戻しに来るという。聞いた話を店主の栞子に伝えていると、まさにその客が彷書月刊を持ち込んできた。宮内と名乗る女性が持参した雑誌の所々に、新田という文字と小さな黒い丸印が書き込まれていた。

 数日後、大輔は常連客の志田が知人に頼まれ売却しに来た古書にも同じ丸印が書き込まれていることに気づく。(「彷書月刊」)
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