「雑草社会がつくる日本らしい自然」根本正之著

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■日本人の雑草観と雑草の効果

 雑草と人間社会との融合から日本らしい自然を再生するにはどうしたらよいかを考察したネーチャー・テキスト。

 人間は、雑草に対して駆除する一方で、保護、利用するという関係も続けてきた。弥生時代以前からの日本人の雑草観を概観しながら、そもそも日本らしい自然とは何かを考える。さらに取っても取っても生えてくるのはなぜかなど「雑草社会」の仕組みを解説。一定期間、雑草に囲まれて育った作物が除草した場合よりも収量が多くなるなど、雑草の効果を挙げながら、帰化雑草を排除して在来種を植え、生物多様性に富んだ本来の自然を取り戻している取り組みなどを紹介する。
(築地書館 2000円)

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