「偶然完全 勝新太郎伝」田崎健太著

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 最後の「弟子」が、日本映画界にその名を残す名優の在りし日の素顔と生涯をつづった評伝。

 ある日、勝は、毎日のように彼の事務所に出入りしていた駆け出しの編集者だった著者を、自ら運転するリムジンの後部座席に乗せホテルに乗りつけたという。人が自然にする表情の方が芝居の勉強になると言っていた勝は、勝を運転手に使う人物の顔をのぞき込むベルボーイの表情が見たかったとその理由を語ったそうだ。

 そんな氏の幼少期や大映入社後の下積み時代から、永眠するまでの65年の濃密な人生を活写。大スターとしての輝きから、プロダクション倒産や大麻事件などのスキャンダルの真相まで、「勝新」を演じきったその生きざまに迫る。(講談社 890円+税)




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