「消えた赤線放浪記」木村聡著

公開日: 更新日:

 戦前の遊郭や戦後の赤線地帯の名残をとどめる全国各地の繁華街を訪ね歩く色町紀行。

 志摩半島の東端、的矢湾に浮かぶ渡鹿野島には、かつて停泊している船に乗り込んで一夜妻を務める「はしりがね」と呼ばれる船遊女の習慣があった。明治33年に禁止され、遊女たちは陸の妓楼に移り、今も周囲1キロほどの小島には男の相手をする女たちが200人ほどいるという。

 その他、かつてはハマの「鳩の街」として栄え、盛衰を繰り返しながらも今はファッションヘルスでにぎわう横浜の曙町など、北は旭川の「稲荷小路」と「中島遊郭跡」から、南は鹿児島の「沖の村」まで全国41地域の色町の成り立ちから現在までを多くの写真と体験ルポで紹介する。(筑摩書房 1100円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    博多大吉とデート報道 赤江珠緒が気を揉む"あの男"の存在

  2. 2

    役者はセリフが命…山P「インハンド」にブーイングのワケ

  3. 3

    好調"月9"を牽引 本田翼が放つ強烈オーラと現場での気配り

  4. 4

    安倍首相に怯える公明 増税延期解散なら小選挙区壊滅危機

  5. 5

    横綱白鵬に帰化を決意させた朝青龍とのギスギスした因縁

  6. 6

    かつて石原プロ解散を踏み止まらせた舘ひろしの男気発言

  7. 7

    ショーケンに渡哲也が激怒した“東映京都撮影所騒動”の顛末

  8. 8

    主演映画が大コケ…高橋一生は「東京独身男子」で見納めか

  9. 9

    専門家が分析「亀と山P」春ドラマ対決の“勝者”はどっち?

  10. 10

    女優と歌手で本格復帰も…柴咲コウを縛る“三足目のワラジ”

もっと見る