「影の権力者 内閣官房長官菅義偉」松田賢弥著

公開日: 更新日:

 安倍首相の片腕として政権を支える菅官房長官の半生を取材したルポルタージュ。

 秋田県の豪雪地帯の村で生まれ育った氏は、高校卒業後に上京。さまざまな仕事を転々とする中、このまま一生終わるのは嫌だと、一念発起して大学に進む。在学中もバイトと部活動に明け暮れるが、社会を動かしているのは政治ではないかと思うようになり、政治家の秘書となる。政治とは無縁の環境に育ちながら、市議から衆議院議員へと、短時間で権力の中枢に上り詰めた。

 一度は政権を放り投げた安倍首相を支え続けたのはなぜか。その政治家人生を追いながら、安保法、そして憲法改正を視野に、権力闘争の闇を生き抜く「最後の武闘派」の実像に迫る。(講談社 820円+税)



【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束