「ドキュメント『みなさまのNHK』」津田正夫著

公開日: 更新日:

 2015年の安保法審議の際、憲法学者が出した安保法案の廃棄を求める声明、SEALDsのデモなどを、民放では報道されたのにNHKは伝えなかった。

 NHK自身が行った憲法学者へのアンケートでも422人中377人が「安保法制が憲法違反か、その恐れがある」と答えているのに、それを隠していた。安倍政権の露骨な介入などの影響もあるが、重要なのは職員採用の際、有名大学卒や大都市圏在住者が優先され、社会運動には近寄るなというアドバイスを受けることだ。中には、絶えず官庁・政府の側に立つ「お庭番」と呼ばれる記者さえいる。

 元NHKのディレクターが、その保守性を内側から描く。(現代書館 2200円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  2. 2

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  5. 5

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  1. 6

    佐々木朗希vsシーハン 「マイナー落ち」めぐるドジャース崖っぷち2投手がちんこ勝負

  2. 7

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  3. 8

    大和証券グループ「オリックス銀行を3700億円で買収」の皮算用

  4. 9

    「浜崎あゆみの父が見つかった?」と一部で話題に 本人がかつてラジオで明かしていた「両親の離婚」

  5. 10

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?