「その雪と血を」ジョー・ネスボ著、鈴木恵訳

公開日: 更新日:

 オーラヴは、オスロでヘロイン密売組織を率いるホフマンの下で殺し屋として働いている。ある日、オーラヴはホフマンから彼の後妻・コリナを殺すよう命じられる。彼女の浮気が原因らしい。向かいのホテルからホフマンの家を観察すると、決まった時間に毎日現れる男は、コリナを手荒に扱う。

 コリナの美しさに心を奪われたオーラヴは、彼女が男から脅迫されていると考え、男を始末する。コリナではなく男を始末したことをホフマンに伝えたオーラヴは自分が決定的な間違いを起こしたことに気づく。殺した男はホフマンの息子だったのだ。オーラヴは急いでコリナを自宅から連れ出す。

 北欧の人気作家による長編ミステリー。(早川書房 1400円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁