「バードドッグ」木内一裕著

公開日: 更新日:

 探偵の矢能は、暴力団燦宮会の組長・二木に2日前から連絡がつかない幹部の佐村を捜して欲しいと頼まれる。組内で後継者を巡る駆け引きが行われていることを察した矢能は、佐村が内部の人間に始末されたと確信し、依頼を断る。

 そんな中、未華子と名乗る女から佐村の愛人だった妹を捜して欲しいとの依頼が舞い込む。未華子の妹の美咲が消えたのは佐村が失踪した翌日だった。

 依頼を受けた矢能は、美咲がホステスとして働いていたクラブを突き止める。支配人によると、佐村の女は美咲ではなく雪乃というホステスだという。雪乃も3日前から連絡がつかなくなっていた。

 元ヤクザの危険な探偵・矢能が活躍する人気シリーズ第3弾。(講談社 640円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし