「御社営業部の『病気』治します」藤本篤志著
営業部が健康診断を怠り「病気」になると、会社全体に影響が出る。しかし、営業コンサルティング事業を営む著者によると、残念なことに軽重の違いはあるが大半の営業部は病気にかかっているという。そんな営業部が抱える病とその処方箋を説いたビジネステキスト。
病気の中で最も多く、深刻なのが「虚弱体質」という病。営業部の虚弱体質とは、「営業量が少ないので足腰が弱っている」症状だという。健全な状態を保つには1人1日平均240分以上の営業量が必要だが、大半の営業部はその半分以下しかないと指摘。まずは営業量240分を目指せという。その他、「風評妄信」という病など、実例を紹介しながら、会社の売り上げを向上させる「病気」の治し方を説く。(日本経済新聞出版社 850円+税)