「腸医が教えるこうすりゃ健康コンビニ飯」 松生恒夫著

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 おにぎり、弁当、総菜、ホットスナック……。手軽に安く食べられるコンビニ飯は、「何となく体に悪そう」というイメージを抱いている人がほとんどだろう。しかし、中にはちょっとした一手間を加えるだけで、健康食に生まれ変わるものがあるという。便秘外来の専門医でもある腸の第一人者が、コンビニ飯で手軽に健康を手に入れられる技を伝授する。

 たとえば、いまの日本人に最も不足している食物繊維と植物性乳酸菌は、揚げ物や肉類には少ないので、魚介類がメーンの弁当と、植物性乳酸菌が含まれているインスタント味噌汁を選ぶ。さらに、サラダやきんぴらごぼうを加えれば、健康食になるという。

 また、油の酸化した揚げ物、マーガリンやマヨネーズを多く使ったサンドイッチ、高カロリー弁当(カツ丼やトンカツ弁当)、トランス脂肪酸やリノール酸過多の菓子パンやスイーツなどは避け、精製していないデュラムセモリナ粉で作ったパスタ、玄米、大麦、そば、おでん、サラダ、発酵食を選ぶように意識すれば、コンビニ飯を健康の味方にすることができる。(中央公論新社 1400円+税)

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