「腸医が教えるこうすりゃ健康コンビニ飯」 松生恒夫著

公開日: 更新日:

 おにぎり、弁当、総菜、ホットスナック……。手軽に安く食べられるコンビニ飯は、「何となく体に悪そう」というイメージを抱いている人がほとんどだろう。しかし、中にはちょっとした一手間を加えるだけで、健康食に生まれ変わるものがあるという。便秘外来の専門医でもある腸の第一人者が、コンビニ飯で手軽に健康を手に入れられる技を伝授する。

 たとえば、いまの日本人に最も不足している食物繊維と植物性乳酸菌は、揚げ物や肉類には少ないので、魚介類がメーンの弁当と、植物性乳酸菌が含まれているインスタント味噌汁を選ぶ。さらに、サラダやきんぴらごぼうを加えれば、健康食になるという。

 また、油の酸化した揚げ物、マーガリンやマヨネーズを多く使ったサンドイッチ、高カロリー弁当(カツ丼やトンカツ弁当)、トランス脂肪酸やリノール酸過多の菓子パンやスイーツなどは避け、精製していないデュラムセモリナ粉で作ったパスタ、玄米、大麦、そば、おでん、サラダ、発酵食を選ぶように意識すれば、コンビニ飯を健康の味方にすることができる。(中央公論新社 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後