「腸医が教えるこうすりゃ健康コンビニ飯」 松生恒夫著

公開日: 更新日:

 おにぎり、弁当、総菜、ホットスナック……。手軽に安く食べられるコンビニ飯は、「何となく体に悪そう」というイメージを抱いている人がほとんどだろう。しかし、中にはちょっとした一手間を加えるだけで、健康食に生まれ変わるものがあるという。便秘外来の専門医でもある腸の第一人者が、コンビニ飯で手軽に健康を手に入れられる技を伝授する。

 たとえば、いまの日本人に最も不足している食物繊維と植物性乳酸菌は、揚げ物や肉類には少ないので、魚介類がメーンの弁当と、植物性乳酸菌が含まれているインスタント味噌汁を選ぶ。さらに、サラダやきんぴらごぼうを加えれば、健康食になるという。

 また、油の酸化した揚げ物、マーガリンやマヨネーズを多く使ったサンドイッチ、高カロリー弁当(カツ丼やトンカツ弁当)、トランス脂肪酸やリノール酸過多の菓子パンやスイーツなどは避け、精製していないデュラムセモリナ粉で作ったパスタ、玄米、大麦、そば、おでん、サラダ、発酵食を選ぶように意識すれば、コンビニ飯を健康の味方にすることができる。(中央公論新社 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」