「綱わたりの花嫁」赤川次郎著

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 披露宴会場から花嫁の美亜が連れ去られた。女子大生の亜由美は、誘拐犯が連れ去ったのは後輩の久美子だと気づき、殿永刑事に助けを求める。久美子は、恋人と駆け落ちした美亜に頼まれ、アルバイトで花嫁の代理を務めていたのだ。亜由美は、犯人に人質が身代わりだとバレないよう、美亜の父親・酒戸に口裏を合わせるよう頼むが、酒戸はマスコミにバラしてしまう。人質が別人だと知った犯人は、身代金を10億円から3000万円に値下げ。酒戸に身代金の立て替えを拒まれた久美子の母親は、心臓の発作で死んでしまう。久美子は犯人と組んで美亜を誘拐し、酒戸から10億円を奪う計画を立てる。

 ユーモアサスペンス「花嫁シリーズ」の記念すべき第30弾。(実業之日本社 852円+税)

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