「産まなくても、産めなくても」甘糟りり子著

公開日: 更新日:

 弁護士の宮下夏子は39歳のとき、不妊を理由に尊厳を傷つけられたという川田友美の弁護を担当する。

 友美は抗がん剤治療の影響で不妊の体だったが、そのことを知らなかった義両親が夫に愚痴っているのを聞き、離婚を決意したという。

 ある日、友美との打ち合わせ中に「卵子凍結」の情報を知り、夏子の心は大きく揺れる。今は独身だが、将来の選択肢を残しておこうと夏子はクリニックを訪れるが、断られてしまう。(「掌から時はこぼれて」)

 49歳で結婚し、自分が「無精症」だったことを知った男性、妊娠よりもオリンピック出場を優先してきた女性アスリートらを主人公に、顕微授精、養子縁組など妊娠・出産にまつわる7編の短編小説集。(講談社 1400円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜市IR誘致表明で始まる“菅長官vsヤクザ”の仁義なき戦い

  2. 2

    強烈ジョークでNHKを慌てさせた 香取慎吾の気になる今後

  3. 3

    キムタク「抱かれたくない男」1位にTV局が高笑いのワケ

  4. 4

    中居正広が五輪キャスター争奪戦で“売れ残り”の大ピンチ

  5. 5

    吉本批判でも24時間ランナー 近藤春菜にあがる“怨嗟の声”

  6. 6

    全て思惑通り…N国の立花党首にマスコミは利用されている

  7. 7

    U18の“二枚看板” 大船渡・佐々木と星陵・奥川に数々の不安

  8. 8

    マツコ「元SMAP共演拒否発言」騒動にTVマン拍手喝采の訳

  9. 9

    「カジノではなくF1とディズニーを」“ハマのドン”が激怒

  10. 10

    泥沼の日韓対立 この政権が続く限り解決は不可能<上>

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る