「警視の挑戦」デボラ・クロンビー著 西田佳子訳

公開日: 更新日:

 スコットランドヤードの警視キンケイドは、上司のチャイルズ警視正に命じられ、テムズ川で変死体が見つかった事件を捜査。被害者は、オリンピック出場を目指し練習中のボート選手で、所轄署勤務の警部レベッカだった。キンケイドは、遺体を発見したテムズ渓谷捜索救助隊のメンバーのひとり、キーランが気になる。一方、報告を聞いたチャイルズは、レベッカの遺産を狙った元夫の犯行を疑う。捜査を進めるキンケイドは、レベッカが退職した元副警視監のクレイグにレイプされたと上司に訴えていたことを知る。

 重厚なストーリー展開で人気の英国警察小説シリーズ最新作。(講談社 1100円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾