「警視の挑戦」デボラ・クロンビー著 西田佳子訳

公開日: 更新日:

 スコットランドヤードの警視キンケイドは、上司のチャイルズ警視正に命じられ、テムズ川で変死体が見つかった事件を捜査。被害者は、オリンピック出場を目指し練習中のボート選手で、所轄署勤務の警部レベッカだった。キンケイドは、遺体を発見したテムズ渓谷捜索救助隊のメンバーのひとり、キーランが気になる。一方、報告を聞いたチャイルズは、レベッカの遺産を狙った元夫の犯行を疑う。捜査を進めるキンケイドは、レベッカが退職した元副警視監のクレイグにレイプされたと上司に訴えていたことを知る。

 重厚なストーリー展開で人気の英国警察小説シリーズ最新作。(講談社 1100円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手