「囲碁殺人事件」竹本健治著

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 大脳生理学者の須堂は、助手・典子の12歳の弟・智久を研究対象者に選ぶ。IQ208の智久は、囲碁アマ七段格の天才だった。3人は、智久が憧れる槙野九段のタイトル防衛戦第2局を観戦するため山梨へ。5期連続「棋幽」のタイトルを守る槙野だが、初戦は若手の氷室七段に完敗していた。

 第2局、槙野は1着目から前代未聞の地点に石を置く。戦いが進むにつれ氷室に追い込まれた槙野に、周囲は連敗を確信する。

 だが、誰もが考えなかった一手で形勢が逆転。氷室は投了せず、決着は翌日に持ち越される。翌朝、時間になっても対局室に現れない槙野が、近くの滝の岩棚で首なし死体で見つかる。

 将棋、トランプと続くゲームミステリー3部作の第1弾。

(講談社 680円+税)

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