「落語魅捨理全集」山口雅也著

公開日: 更新日:

 無門道絡なる僧侶に化けた骨董商の男。田舎の人間をだまして掘り出し物の骨董を安値で手に入れようというのだ。ある茶屋で猫が高価な絵高麗の梅鉢で餌を食べているのを見て、一計を案じた。猫を1両2分で譲ってくれと茶屋の親父に持ち掛け、ついでにその茶碗も、と言ったら、ぴしゃりと断られた。親父は、絵高麗の梅鉢で猫に餌を食べさせると拾ってきた猫が時々、高価で売れるとうそぶく。

 ところが、親父は道絡が持っていた平賀源内の発明品だという刻みたばこ用点火器を見ると目を輝かせ、自分とひと勝負しないかと言いだした。(「坊主の愉しみ」)

 古典落語を下敷きにしながら予想外の結末で驚かせる江戸噺7編。(講談社 1800円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アンジャ渡部建の父が厳命 佐々木希の実家へお詫び行脚

  2. 2

    渡部建一家に海外逃亡計画 佐々木希が離婚を迷う2つの説

  3. 3

    木下優樹菜に仕事なくても給料払うと申し出た事務所の温情

  4. 4

    星野佳路氏 コロナと共生“マイクロツーリズム”で生き抜く

  5. 5

    “ゴマカシ説明”連発の小池都知事が招く感染爆発と医療崩壊

  6. 6

    安倍首相の顔色に異変…髪乱れ生気なく党内に懸念広がる

  7. 7

    “年の差婚”で武田真治は祝福され城島茂は…イマイチな理由

  8. 8

    「ナギサさん」大森南朋が可愛すぎる家政夫にハマったワケ

  9. 9

    厚労省が研究開始 7%が苦しむ新型コロナ「後遺症」の深刻

  10. 10

    お笑い界は第7世代でスッタモンダ 足切り100組が路頭迷う

もっと見る