• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「忍者はすごかった」山田雄司著

 忍び=忍者の最も重要な任務は、敵方の状況を主君に伝えることで、そのためには必ず生き延びて戻ってこなければならなかった。ゆえに、忍術書には、生きるためのさまざまな知恵が盛り込まれている。本書は、「万川集海」などの忍術書から現代人にも通じる金言を紹介する生き方指南書。

「酒楽、隠乱、ばくえきをすすむる事、人取り入らるるの謀なり(正忍記)」と、相手の懐に入るために酒・淫乱・ばくちなどの欲心を利用することを説く一方で、忍者には禁欲を命じる一節から、「忍の字は刃の下に心を書。心は胸也。胸に白刃を当て物を問い、決断に逢う心也(当流奪口忍之巻註)」など、忍びの精神を説いたものまで。81の教えから忍者の生き方に学ぶ。(幻冬舎 780円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事