「ゴーストマン消滅遊戯」ロジャー・ホッブズ著、田口俊樹訳
武装強盗のサボ・パクは襲撃した密輸船で狙いをつけたサファイアを見つけたが、それよりも価値のあるブツを見つけた。仲間2人を射殺し、救助ボートで砂浜にたどり着いたパクは、通りかかったバイクの男にペニンシュラまで乗せていってくれと頼む。男は「あんた、救命ボートを使ったのがまずかったんだよ」と言ってパクに銃口を向けた。
そして、マカオのホテルにいたサファイア強奪計画の首謀者、アンジェラの元にパクの生首が届けられ、その口からサファイア1つと、「盗んだものを返せ」と書かれた100ドル札が出てきた。アンジェラはゴーストマンにメールを送った「われわれの隠れ家で。今すぐ」と。プロの犯罪者、ゴーストマン・シリーズ第2弾。
(文藝春秋 1900円+税)