「ゴーストマン消滅遊戯」ロジャー・ホッブズ著、田口俊樹訳

公開日: 更新日:

 武装強盗のサボ・パクは襲撃した密輸船で狙いをつけたサファイアを見つけたが、それよりも価値のあるブツを見つけた。仲間2人を射殺し、救助ボートで砂浜にたどり着いたパクは、通りかかったバイクの男にペニンシュラまで乗せていってくれと頼む。男は「あんた、救命ボートを使ったのがまずかったんだよ」と言ってパクに銃口を向けた。

 そして、マカオのホテルにいたサファイア強奪計画の首謀者、アンジェラの元にパクの生首が届けられ、その口からサファイア1つと、「盗んだものを返せ」と書かれた100ドル札が出てきた。アンジェラはゴーストマンにメールを送った「われわれの隠れ家で。今すぐ」と。プロの犯罪者、ゴーストマン・シリーズ第2弾。

(文藝春秋 1900円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明