「ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女」(上・下) ダヴィド・ラーゲルクランツ著 ヘレンハルメ美穂・羽根由訳

公開日: 更新日:

 スウェーデン発、全世界8900万部のベストセラーシリーズ第4弾。オリジナルの著者が急逝したため遺族らの指名で本作から筆をとった著者が物語を継いだ話題作。

 綿密な調査報道で数々のスクープをものにしてきた雑誌「ミレニアム」は経営危機に陥り、記者のミカエルにも批判が集中。そんなある日、ミカエルは、ある男から人工知能研究の世界的権威であるバルデル教授に会うよう勧められる。男は、教授が大スクープになる情報を握っているはずだという。興味が湧かないミカエルだが、本シリーズ第2の主人公リスベットらしい女性がこの件に関わっていると知り動き出す。同じころ、離婚した妻から自閉症の息子・アウグストを引き取ったバルデルは、あることに気づく。

(早川書房 各820円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択