「あるノルウェーの大工の日記」オーレ・トシュテンセン著、中村冬美&リセ・スコウ訳、牧尾晴喜監訳

公開日: 更新日:

 オスロで大工をしている著者は、130年前に建てられたコーポラティブハウスの屋根裏を改築するという仕事を依頼された。屋根裏の改築は、その家を建てた人々の仕事を引き継いでいるような気分になるので好きだ。客の依頼は、屋根裏に子ども部屋、リビング、バスルームを造り、上に中2階を造ること。だが、屋根裏を支える方杖やつなぎ小梁があり、当初の計画のままでは、つなぎ小梁の下でバスタブに横たわり、反対側にあるトイレでつなぎ小梁に鳥のように止まって用を足すことになることが判明した。

 大工の仕事の面白さ、楽しさを描くエッセー。なぜか換気用ダクトにムンクの「叫び」の人物がはまりこんでいるおちゃめなイラストなどがあって楽しい。

(エクスナレッジ 1700円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小池氏圧勝に赤信号 都知事選にイケメン対抗馬で無風一変

  2. 2

    吉村府知事が“袋叩き”に…大村知事リコール賛同の見当違い

  3. 3

    あとで困る?故人の銀行口座から貯金を引き出す際の注意点

  4. 4

    「ドクターX」制作未定 “ポスト米倉”は内藤剛志&金田明夫

  5. 5

    検察悩ます黒川氏賭けマージャン告発 不起訴なら非難囂々

  6. 6

    米倉涼子の大誤算…テレビ出演オファーはゼロで舞台に活路

  7. 7

    これぞ波瑠の神秘性?主演ドラマに不満アリも心はガッチリ

  8. 8

    解散・総選挙を打つ力もない安倍総理は早々に見限られる

  9. 9

    派遣社員の雇い止めに続き 12月には正社員の解雇が本格化

  10. 10

    ぺこぱで話題“ノリツッコまない”漫才の元祖はダウンタウン

もっと見る