「熱帯雨林コネクション」ルーカス・シュトラウマン著、鶴田由紀訳

公開日: 更新日:

 2010年6月20日、元BBC記者クレア・ルーカッスルに、アメリカの不動産会社の幹部から内部告発の電話が入った。4カ月後、その幹部は死亡する。彼が取締役を務めていたスライマン・タイブの会社は、ボルネオ島の北部に広がるマレーシア・サラワク州の熱帯雨林を乱伐し、破壊していた。イギリスの植民地だったサラワクは1963年、独立したばかりのマレーシアに併合され、サラワク州の最初の内閣の大臣となったのが、幸運と叔父のコネでそのポストに就いたタイブだった。80年代に数千人の先住民族が抗議行動を起こすが、弾圧によってつぶされた。

 マレーシア木材マフィアの実態を暴くノンフィクション。

 (緑風出版 2800円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    京大教授藤井聡氏 大阪都構想は維新への信任投票ではない

  2. 2

    宮崎美子“61歳ピカピカ”ビキニ…美魔女ナイスバディなぜ?

  3. 3

    菅政権が「年末年始17連休」正月休み拡大をブチ上げた狙い

  4. 4

    土屋太鳳がまた…桜田通との抱擁撮でさらに女性を敵に回す

  5. 5

    安倍前首相ファクト発言にツッコミ殺到「おまえが言うか」

  6. 6

    Gドラ1は投手捨て野手に…乗り換えた原監督の不安と不満

  7. 7

    いしだ壱成さんが語る「生活保護不正受給疑惑」報道の真相

  8. 8

    今年のドラフトは“戦略ダダ漏れ”「個室指名」の意外な盲点

  9. 9

    岡村隆史は自称“風俗オタク”…結婚生活はうまくいくのか

  10. 10

    岡村隆史の結婚秘話「相手はあの子」NSC時代の恩師明かす

もっと見る

人気キーワード