「しょせん幸せなんて、自己申告。」綾小路きみまろ著

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 幸せとはなにか。大金が手に入ったり、成功を収めたり、人より上に立つことができたときなどが幸せだと思い込んでしまいがちだが、そんなことから感じる幸せは数日もすれば跡形もなく消え去ってしまうもの。むしろ、“この人のそばにいると落ち着く”とか、“笑いが絶えない”とか、“この人の作った料理は食べるとホッとする”というふうに、人と人の間を巡り巡って、時たま、ほんの一瞬、ひょっこりと自分のところに顔を出してくれるのが「幸せ」なのではないか。

 幸せは、人と人の間を漂っている。一度失っても、人に感謝して生きていれば、必ずまた巡り合える――。

 芸能人としての道を歩み出して40年、ようやくメジャーデビューしたのが52歳のときだった著者が、その潜伏生活の中でたどり着いた“きみまろ的人生論”。

(朝日新聞出版 1000円+税)

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