「決戦!賤ヶ岳」天野純希、土橋章宏ほか著

公開日: 更新日:

 加藤虎之助(後の清正)は、剣術の師匠・塚原小才治の娘・お千に惚れていたが、武家の女の常で、四国遠征の総大将神戸三七の与力・山路将監に嫁がされた。そして、お千は秀吉の謀略の犠牲となり、山路の老母と共に磔に。虎之助は賤ケ岳の戦場で山路と槍をまみえることに……。(「槍よ、愚直なれ」木下昌輝)

 好評の“決戦”シリーズ第7弾。天正11年4月20日、信長亡き後、柴田勝家と羽柴秀吉とが雌雄を決する天下分け目の「賤ケ岳の戦い」で秀吉側で戦った“七槍”こと、加藤清正、加藤嘉明、福島正則、片桐且元、脇坂安治、平野長泰、糟屋武則の7人の武将の生きざまを、天野純希、木下昌輝、矢野隆ら7人の作家が描く。

(講談社 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"