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「くちびる遊び」花房観音著

 38歳で独身の相沢に、元同僚の太田から転居はがきが届く。新居を購入したようで、幸せそうな一家の写真も載っていた。25歳のとき、相沢は同期入社の太田からフィアンセのエリスを紹介され驚く。エリスは、以前取引先の社長に連れられて行ったクラブのダンサーだった。

 2人はボランティア活動で出会い、意気投合したらしい。欧米人に性的興奮を覚える相沢は、ポールダンスをする彼女が忘れられず、密かに店に通っていたのだ。官能的に踊るエリスの美しい肢体が脳裏から離れない相沢は、2人のセックスを夢想しては、嫉妬を募らせる。彼女を一度でいいから抱きたい相沢は、ある行動に出る。(「愛しの舞姫」)

 団鬼六賞受賞作家による文庫オリジナル官能小説5編を収録。

 (新潮社 520円+税)

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