「猪・鹿・狸」早川孝太郎著

公開日: 更新日:

 大正15(1926)年に刊行された民俗学の名著の復刻。愛知県南設楽郡長篠村横山(現在の新城市)に生まれ育った著者が、自らの体験と、古老から聞きためた猪・鹿・狸にまつわる逸話を紹介する。

 幼いころ、父が遠出して留守の夜中、狩人が小猪(こぼう)を撃ったが家まで運ぶ道具がないと、背負子を借りにきたことがあったという。当時の狩人や猟師のそんなエピソードから、腹痛の妙薬として珍重された猪の胆や、冬の早朝、何千という鹿の群れが山の峰を目掛けて走り去っていくのを見たという杣(そま=林業従事者)の話、誰かが忘れた鍬を使って大男に化けて通行人を通せんぼする狸など。伝説や昔話を交えながら、山里の暮らしを書き残す。

 (KADOKAWA 1000円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 2

    巨人はCSファーストSで敗退濃厚…今季DeNAと13勝12敗“ほぼ互角”に潜む落とし穴

  3. 3

    “引退説”の巨人・坂本勇人は来季も現役続行か…「特に二塁打記録更新には強い意欲」の証言

  4. 4

    簗農相「予算カット」恫喝発言が飛び火! 信じられない国交省調査で井林大臣は“火ダルマ”必至

  5. 5

    阪神が佐藤輝明のメジャー流出に備え“金満補強”か…吉田正尚、元MVPゴールドシュミットら浮上

  1. 6

    久保建英は所属クラブでの評価いまひとつ…人気俳優・福原遥との電撃婚でひと皮むけるのか

  2. 7

    『トゥ・オブ・アス』冷め切った関係で美しくハモる二度と共に歌えない2人の業

  3. 8

    壇蜜フルヌード「手取り33万円」の衝撃…芸能界“安すぎ”ギャラの相場と現在値

  4. 9

    (上)内閣改造をめぐる暗闘、そして保身…玉虫色の決着

  5. 10

    巨人2年連続V逸で再び始まる“見境なしの大補強”…床田、坂倉、吉田正尚に小園海斗まで照準

おすすめ求人情報

医師・急募・富士見市の在宅医療クリニックで医師募集!当直・オンコールなし
みずほ在宅医療 埼玉県 富士見市 アルバイト・パート
日給9万円
経理事務/残業なし/在宅OK/土日祝休み/給与即受取可
株式会社リクルートスタッフィング 茨城県 つくば市 派遣社員
時給1,700円
デジタルプロデューサー「フルリモート/戦略策定~設計・開発~運用まで一貫して携われる」
株式会社博報堂マーケティングシステムズ 福岡県 北九州市 正社員
Sponsored by 求人ボックス