「北朝鮮がアメリカと戦争する日」香田洋二著

公開日: 更新日:

 元自衛艦隊司令官が、緊迫する米国と北朝鮮の対立の行方を解説。

 トランプ氏以前の3人の大統領の対応によって、北朝鮮は米国が武力攻撃を仕掛けてこないという妄想を持ってしまったと指摘。しかし、北朝鮮はトランプ氏のツイッターで本音を知ることになった。その結果、北朝鮮は核兵器を完成させなければ米国との対等なテーブルにつけず、核兵器を完成させるために発射実験を行えば武力攻撃を受けてしまうという二律背反の状況に陥っているという。

 一方の米国はレッドラインを設けずに、独自の判断で軍事力を行使するだろうと、そのXデーまで予想。日本への影響など、多くの国民の疑問に答えながら武力衝突の可能性と影響を論じる。

 (幻冬舎 780円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い