「シューマンズバーブック」チャールズ・シューマン著、福西英三監訳、松本みどり訳
著者は長年ミュンヘンでオーナーズ・バーテンダーとして活躍、これまで著した2冊の本を通じて、カクテル界のカリスマとして称賛を浴びている。
本書はその集大成として、500種類のカクテルのレシピを紹介。さらに、ベースとなるお酒を原料によって、ブドウ原料(ブランデーなど)、穀物原料(ウイスキーなど)、果実原料・植物原料(ラムなど)、スパークリングワイン(シャンパンなど)、フォーティファイドワイン(シェリーなど)の5つに分類し、それぞれの酒の種類、特徴、使い方などを伝授する。
さらにバーテンダーとしての心得、その教育、客との応対の仕方まで。洋酒好きには文字通り垂涎の一冊だ。
(河出書房新社 3000円+税)