「スタア・バーのカクテルブック」岸久著

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 著者は、銀座で人気の「スタア・バー」を営むオーナーバーテンダー。「IBA 世界カクテルコンクール」で日本人初のチャンピオンに輝き、現代の名工にも選ばれている氏が、日本のバー文化に欠かせないカクテルの魅力をつづった入門書。

 多くの海外メディアでも紹介された「サイドカー」をはじめ、コンクール優勝作品の「サマー・ヒース」など、独自のレシピによって生み出された氏の「シグネチャー・カクテル」のレシピを惜しげもなく公開。さらにカクテルを作るときの基本的な技法から、「雄鶏のしっぽ」という意味のカクテルの語源に始まる基礎知識、そしてバーという仕事の日常まで。左党にはこたえられない一杯ならぬ一冊。
(文藝春秋 1100円+税)

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