「サラリーマンの力」亀渕昭信著
「オールナイトニッポン」の伝説的DJにして、ニッポン放送の社長にまで上り詰めた著者が、その44年間の会社人生を振り返りながら語るサラリーマン論。
転職が容易になり、会社を辞めたいと言い出す若い人が増えている。彼らの多くは、その会社がイヤなのではなく、結局のところサラリーマンという立場そのものを受け入れたくないのではと指摘。著者は、会社に使われる一方で、会社を使って自分のやりたいことをやれるのがサラリーマンだと説く。会社という有機体の一部になりながら、自分らしく輝くための企画力と営業力の重要性や、社内政治の乗り切り方、会社とともに生き、チャンスをつかむ方法など、エピソードを交えながら具体的に伝授する。
(集英社インターナショナル 700円+税)