「人を襲うハチ」小川原辰雄著

公開日: 更新日:

 世界中で30万種以上、日本だけでも4000種を超えるというハチ。その一部は非常に危険で、毎年20件の死亡事故が報告されている。中でも攻撃性および毒性が強力なのがオオスズメバチだ。地中に巣を作るため、うっかり踏んでしまうと集団で襲ってくる。

 同じく攻撃度が高いキイロスズメバチは、熟した果実や、空き缶に清涼飲料水などが残っているとよく集まるので、誤飲にも注意が必要だ。スズメバチ類は目を攻撃する特性があるため、もし飛んできたら姿勢を低くして目を閉じ、じっとしていることが肝心という。

 40年間にわたりハチ刺し患者を診てきた医師が、被害例から各ハチの生態、刺されたときの処置方法まで詳細に伝えるハチ・リポート。

(山と溪谷社 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  2. 2

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  3. 3

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  4. 4

    小嶋陽菜はブランド17億円売却後に“暴漢トラブル”も…アパレル売れまくりの経営手腕と気になる結婚観

  5. 5

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  1. 6

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  2. 7

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  3. 8

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 9

    「仮面の忍者 赤影」で青影役 金子吉延さんは週5日の病院通いで「ダイジョーブ?」

  5. 10

    また日本中がブラック企業だらけになる…高市首相が案の定「労働時間規制」緩和指示の醜悪