「怪獣生物学入門」倉谷滋著

公開日: 更新日:

 怪獣映画などに登場するモンスターたちを科学的に考察したサイエンスエッセー。

 怪獣は、我々が知る生物科学の基礎の上に立った「あり得たかもしれない架空の『新種』」なのだと形態進化生物学者の著者は言う。

 例えばゴジラは、ティラノサウルスなどの恐竜の模倣として生まれた。しかし、古生物学の発展で現実の恐竜の姿が変貌したことにより、その後のゴジラは想像上の独自の世界観を構築していったという。他にも、ゴジラが攻撃されても死なない理由とされる「オルガナイザーG1」と呼ばれる「細胞内小器官」の可能性をはじめ、ゴジラとヒトとバラの細胞が融合した怪獣ビオランテなど。その形態や作中の設定などをヒントに各怪獣を生物学的に分析する。

(集英社インターナショナル 880円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    中嶋聡オリ前監督がSD“昇格”の裏側 DeNAらの引き抜きブロック、再登板も視野

  3. 3

    インフレ加速、ローン金利は上昇…高市政権で庶民の実質賃金がプラスに転じることはない

  4. 4

    “3人の妻”が顔を揃えた 萬屋錦之介の葬儀

  5. 5

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  1. 6

    (1)百恵を発見した男たち(1972年)デビュー前の百恵を「スタ誕」生みの親や都倉俊一はどう見ていたのか

  2. 7

    1月末までに首都圏で大地震? 編集長時代にあの阪神大震災を“予言”した私が気になった予測記事

  3. 8

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  4. 9

    山口百恵「キルトの恩師」の本で登場…御年66歳、気になる“引退45年”の今の姿は

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」