「家族のトリセツ」黒川伊保子著

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 ステイホームが続き、家族にストレスを感じると訴える人が増えている。飽きっぽい子供や、ぼんやりの上に同じ失敗を繰り返す夫、愚痴を垂れ流す妻など、家族の欠点ばかりが目につきイライラする。

 しかし、著者によると、才覚は必ず欠点と共に脳の中に存在するという。発想力は「気分屋」「飽きっぽい」とセット。ほかにも、戦略力は「ぼんやり」「ぐずぐず」と、危機回避能力は「びびり」と、危機対応力は「懲りない」とセットだそうだ。欠点を消せば、長所も弱体化する。さらにこうした脳の個性は決して治せないので、「治そうとする」努力は徒労に終わり、それが家族ストレスの要因になるのだという。

 家族間のすれ違いのメカニズムを解説しながら、家族とうまく付き合う方法を伝授してくれる指南書。

(NHK出版 850円+税)

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