「ふたたびの春に」和合亮一著

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「放射能が降っています、静かな夜です」

 著者は、東日本大震災の被災直後から、こうした作品をツイッターで発信し続けた福島県在住の詩人。本書は、氏があの3月11日からの1年間を詩で記録した作品集。

「こうしているあいだにも 死者が発見されている」と始まる被災2日後の避難所で記した作品から、水道が復旧して10日ぶりの入浴を詩にした「入浴」など、時系列に自らが体験し、感じ取った目と心の記録をうたう。後半は、「離郷」と題し「悲しくて涙が止まらない 止めどなく 頬を伝う一筋に ふるさとがあることを知った もうもどれないのだろうか」と故郷への思いを描くなど、取材した多くの被災者や、被災して傷ついている人々へ手紙を書くようにしてつづった詩を収録。

(祥伝社 750円+税)

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