「恐竜大陸 中国」安田峰俊著、田中康平監修

公開日: 更新日:

「恐竜大陸 中国」安田峰俊著、田中康平監修

 中国国内で骨格の化石が見つかり学名がついた恐竜は322種(2020年末時点)。その数はアメリカを上回り、近年では毎年およそ10種の新種が報告されている。

 中国の恐竜研究が本格化したのは20世紀末からで、世界の恐竜研究の歴史を塗り替えた「羽毛恐竜」の化石の大量発見で、一気に研究上のホットスポットになった。さらにティラノサウルスやトリケラトプスなどの人気恐竜の起源が中国にあったことが判明するなど、今や世界一の恐竜大国となっている。一方で盗掘が横行し、かつては盗掘化石が海外に流出するブラックマーケットも盛んだった。

 本書は、中国で見つかった恐竜たちのエピソードを交えながら、そうした同国の恐竜事情を紹介する恐竜本。 (KADOKAWA 1056円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし