(7)昼餉の膳に顔がほころぶ
〈三〉
五月の半ばを過ぎた。朝から蒸し暑い日だ。夏至を迎えてからまだ五日。梅雨が明けるには、あと半月もかかる。
あいまいな天気の下、九州庵の客入りはのんびりとしたものだ。お使いに出た峰太は帰ってきておらず、碇吉は裏庭で煙管をふかしている。
昼下がりにな…
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