忘れられたシベリア抑留者を描くノンフィクション 「未還の名簿」青島顕著
「未還の名簿」青島顕著
第2次大戦後、満州や朝鮮に駐留していた日本兵は、捕虜としてシベリアなどで道路や鉄道の基盤整備の重労働をさせられ、約6万人が死亡した。
1991年、ゴルバチョフがシベリア抑留者の名簿を持って来日。ソ連人が耳で聞き取って表記した日本名とは思えない名簿を見て、抑留された経験を持つ村山常雄は死者への冒涜だと感じた。村山は政府が持っていた漢字表記のデータを入手。表記を訂正してデータベース化する。
新聞記者の著者は、この名簿で初めて肉親の死を確認できる人がいるかもしれないと記事にし、さらに村山の人生を追う。
忘れられたシベリア抑留者を描くノンフィクション。 (集英社 2200円)


















