「全国恐竜めぐり」ジー・ビー編

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「全国恐竜めぐり」ジー・ビー編

 明春、北陸新幹線が延伸する福井県といえば恐竜。新幹線に乗り、世界3大恐竜博物館のひとつといわれる「福井県立恐竜博物館」に行くのを楽しみにしている子どもたちも多いのではなかろうか。博物館だけでなく、日本にはほかにも恐竜を楽しめるスポットがたくさんある。

 本書は、恐竜を学んで、見つけて、遊んで、楽しめるそんな各地の施設を紹介するガイドブック。

 そのひとつが化石を自分で見つけることができる発掘場だ。

 日本一の恐竜化石発掘数を誇る福井県の勝山市にある「かつやま恐竜の森 どきどき恐竜発掘ランド」は、約1億2000万年前の白亜紀前期の岩石をタガネとハンマーを使って割り、化石を発掘する体験ができるという。

 貝や植物の化石のほか、運が良ければ恐竜の化石を探し当てることができるそうだ。

 ほかにも、森の中にティラノサウルスやトリケラトプスなど42体もの実物大の恐竜が潜み、動いたり鳴いたりするウオークスルー型の冒険アトラクションが楽しめる広島県福山市の「みろくの里」などの、恐竜と遊べるテーマパークや公園もある。

 一方、大阪市には恐竜をコンセプトにしたエンターテインメントビルがあり、そのカフェダイニング「ENTERTAINMENT×DINING DINOSAUR」では、「恐竜の巣サラダ」やチキンレッグの「始祖鳥レッグ」などの恐竜メニューが楽しめるという。

 中には栃木県の「ホテルブランヴェール那須」のように「恐竜ずくめ」のホテルまである。

 もちろん王道の博物館も、北海道の「むかわ町穂別博物館」から「鹿児島県立博物館」まで35館を網羅し、全部で82スポットを紹介。

 恐竜好きの子どもを持つパパママ、そして大人の恐竜ファンも必携の一冊。 (ジー・ビー 1980円)

【連載】発掘おもしろ図鑑

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