「犬がいるから」村井理子著

公開日: 更新日:

「犬がいるから」村井理子著

 翻訳家が愛犬との日々をつづったエッセー。

 長年共に暮らした老犬を見送った著者は、もう犬と暮らすことはあきらめるべきだと思っていた。子どもの頃から大型犬には憧れがあったが、当時、11歳の双子男子の子育て中でもあり、体力的にも無理だと思っていた。

 しかし、老犬を見送った痛みが時とともに癒えはじめ、引退した警察犬の里親を探すサイトを見ては無理だと自分に言い聞かせながら、でも大型犬と暮らすことを夢想する日々が続いていた。そんなある日、サイトで子犬情報をみつけ、ついにいても立ってもいられずラブラドルレトリバーの子犬を家に迎える。

 やんちゃで、パワフルで、いたずらっ子だけど、最高にカワイイ、黒ラブ・ハリーとの嵐のような日々がはじまった。

(筑摩書房 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    尽きぬ破天荒エピソード…それでもショーケンが愛された訳

  2. 2

    河合優実が日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」の舞台裏…石原さとみと激しいガチンコ勝負

  3. 3

    教諭体制は日本一も…“国公立の雄”筑波大付属小の落とし穴

  4. 4

    「中居正広問題」ではノーダメージも、夫は吉本芸人…フジ山﨑夕貴アナの育休復帰は正解か

  5. 5

    やす子は人間不信に…友人から借金を頼まれたら「さっさと貸して縁を切る」という新発想

  1. 6

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 7

    「石破降ろし」不発の裏でうごめく与野党の身勝手な思惑…野望ついえた安倍一派は“特大ブーメラン”に真っ青

  3. 8

    愛子さまに、佳子さまご結婚後も皇室に残る案が進展も…皇族数減少の課題にご本人の意思は?

  4. 9

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 10

    数年前から“終活”も 萩原健一さんの知られざる闘病生活8年