芸能界では常識の声…ゴーストライターってどんな仕事?

公開日: 更新日:

 他人に作曲させ、自分の作品として発表していた佐村河内守氏(50)の騒動で注目を浴びているのが“ゴーストライター”。第三者が作品をつくる“代作”は、音楽界や芸能界では当たり前だ。音楽関係者が言う。

「歌謡曲で多いのが、有名な作曲家や作詞家が弟子に作品を書かせるケース。アイデアが枯渇しているところに曲の注文がくると“キミ、こんな感じの曲を書いてくれ”と指示。出来上がった曲や歌詞を自分流にアレンジして完成させます。面倒見のいい師匠は、印税の何割かを与える。CDが100万枚売れたので弟子に100万円払ったという話も聞きますよ」

■印税は力関係で3~10%…

 シンガー・ソングライターはネタ詰まりになると、プロデューサーや編曲の担当者に曲のイメージとサビの部分を伝え、作詞作曲してもらう。プロデューサーは無償で名前も出ない。バンドのメンバーに頼むケースもある。

 エッセー本などを出す際に、原稿を執筆するのもゴーストライター。著者が受け取る印税は本の価格の10%が相場で、タレントが新人の場合はゴーストライターの取り分は5%前後、有名人の場合は3%程度と、力関係で比率が違う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する