五輪関係者ニヤリ 政治利用されるAKB国立ライブ「中止」

公開日: 更新日:

 五輪利権に群がる面々にすれば、恵みの雨となったことだろう。30日、東京・国立競技場で7万人を動員する予定だったAKB48の単独ライブが“悪天候”のため、中止になった。

 主催者が中止を決めたのは、会場の開門予定時刻の午後1時。最寄りのJR千駄ケ谷駅で、突然の中止を知らされたファンはボー然。
 この日のため、地方から上京した人も多く、「チケットを取るのも大変だったのに」と肩を落とす若者や警備員であふれ返り、駅周辺は一時騒然となった。

■ファン7万人の落胆が税金投入の口実に

 皮肉なことに開始予定時刻の午後4時には雨があがり、晴れ間がのぞく天気に。会場近くの明治公園には卒業セレモニーを行う予定だった大島優子(25)がサプライズで登場。

「風も強かったりして、いろいろ判断させていただきました」と、ファンにとって“早過ぎた中止”を泣きながら謝罪していた。

 落胆するAKBファンには本当に気の毒だが、公演中止を「チャンス到来」と捉えていそうな人々もいる。6年後の東京五輪までに約1700億円もの税金を投じる国立競技場の建て替え利権に期待を寄せる連中だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い