「ジブリ」の次は「ヱヴァ」 アニメ頼みの日テレに未来はあるか

公開日: 更新日:

「安直すぎないか」という声もある。今月4日から3週連続、金曜夜に宮崎アニメを放送した日本テレビだ。その「ジブリまつり」に続き、来月22日からはアニメ「ヱヴァンゲリヲン」で「ヱヴァまつり。12年に公開されてヒットした「新劇場版:Q」も地上波に初登場する。

「ジブリまつりは同時間帯で最高視聴率と、他局を圧倒しましたからね。日テレとしては二匹目のドジョウ狙いってところでしょう。ただまあ、いくらヱヴァが根強い人気があるとはいえ、老若男女に支持されるジブリほどの広がりはありません。ジブリまつりは初回で20%を超えましたが、ヱヴァは“7掛け”がいいところじゃないですか」(放送作家)

 日テレ局員のテンションも、視聴率ほどには高くないようだ。

「過去の成功体験を断ち切れないフジテレビなんて、散々こき下ろされましたが、たとえ焼き直しでも、キムタクの『HERO』は新しく作り直して高視聴率をたたき出した。『若者たち』にしても何にしても、少なくとも新作です。アニメの再放送で数字を稼ごうとする無策のウチより、若いスタッフは育ちますよ。ウチは春の改編で現状維持、あまり手をつけなかったことで好調をキープしましたが、フジの方に底力すら感じますね」(日テレ中堅社員)

 日テレに未来はあるのか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった